こんばんは。
カズです。
いよいよ明日からです♪♪
7/29(金)〜8/1(月)
[ー]Minus
2016-17AW
-ALWAYS PREPARE-
受注会
@PALETTE art alive
本日は待望のLOOKを公開させて頂きます!!
以下、デザイナー 藤本 透 のシーズンに対する思いです。
私は”ファッションを纏う”という行為に様々な哲学やメッセージという側面を共存させることに美学を感じてきました。
”イマ”という時に対しての感情がコレクションの根源になっています。
今までも、そしてこれからもずっとそうでしょう。
どうすればクリエイションを通して、1mmでも社会とファッションが良い方向に向かえるかということを考え願い続けています。
時には否定的に、あるいは肯定的に。
2016SSではコミュニケーションのカタチによって、小さな規模からでも人々は解り合いながら、素敵な世界を創造できるのではないかという自分なりの答えに至りました。
池袋ウエストゲートパークのマコトのような男性像が今の時代にフィットしていたと感じた部分もありますが、劇中で描かれるコミュニケーションのカタチがSNSで手軽にコミュニケーションを楽しむことが出来る昨今に、物凄くカウンター感があり、そこをフォーカスしたコレクションを制作しました。
そして今回は”イマ”社会に感じる部分と、ファッションに対して感じる部分をミリタリーウェア[軍服]を通して表現しました。
社会的には、ここ数年はずっと”死”を連想させる外的情報が多く感じていました。
地震が起きると戦争がちらつき、涙が涙を生むこの構図。
そして曲げに曲げて伝えられる”真実”。
すぐに変わることはあり得ないこの流れに絶望していました。
何が正解で何が不正解なのか分からない今日と、何が起こるのか分からない明日をずっと繰り返している。
今の私が出せた自分なりの答えはシンプルに反戦でした。
ファッションとしては、ファッションとして洋服に求められていることについて考えました。
現在のファッションとしての洋服はinstagramをはじめとするヴィジュアル重視のSNSでの発信をサポートするための補助物となっている気がします。
無論、全ての人々に該当するわけでは無いと思っています。
膨大に存在するアカウントに埋もれないように、リアルではないリアルを作り上げることが今のファッションなのかも知れません。
もしかするとリアルな場所な現実ではなく、SNS上に存在するものなのかもしれないとも錯覚します。
しかしそこに上がってくるスタイルはあくまであたりさわりなく存在出来る制服化されたスタイルであり、アイデンティティーを有するものだと感じることは凄く少ない印象を持っていました。
手軽に個々のアイデンティティーを発信出来る”イマ”だからこそもっとモードなものこそ素敵なのではないかと思っています。
戦争と制服化されていくファッションという2つの事実に対し、アンチテーゼをメッセージとして掲げると共に、ファッションはモードであり続けて欲しいという願いも込めています。
そして、シーズンヴィジュアルは枯れゆく花[モード、希望]をイメージしてデザインしました。
洋服作りとしては、テーラリングの技法をベースにした作り方を意識しており、ボトムスは全てドレスパンツのディテールをベースにしています。
ボクシーで平面的な洋服を最近よく見るので、クラシックなメンズウェアの立体感と、ネックラインや袖口のレイヤードを意識したシルエットを出せるようにパターンメイキングしました。
素材に関しては、上質なドレス物の素材と、撥水ナイロンやダンボールニット等のハイテク素材とのコントラストをスタイリングで見せれるように意識しました。
いかがでしたでしょうか?
コレクションをフルラインナップで体感頂ける貴重な機会です。
会期中はデザイナーにも店頭にお越し頂きます。
営業時間外も対応させて頂きますのでお気軽にご連絡下さい。
ファッションは着飾るだけでももちろん当たり前に楽しいですが、
各々のアイデンティティや自分的なメッセージを込めるとまた違う楽しみも見えます。
そんなメッセージのこもった服を少しでも纏うのもとても面白いと思います。
ご来店お待ちしております♪
カズ
PALETTE art alive
住所:大阪府大阪市西区南堀江1-19-1
MAIL : info@palette-art-alive.com
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